ベトナム・ホーチミンの空港から約1時間30分のフライト。カンボジア・シェムリアップ空港に到着!! 飛行機に乗ったと思ったら...あっという間に着きました。飛行機に乗るまでは、あんなに時間がかかったのに...。カンボジア・シェムリアップ空港は比較的に小さな空港でした。
到着した飛行機も私たちが乗ってきた飛行機のみ。もちろん、空港内も同じ飛行機に乗ってきた乗客のみでした。外は、やっぱり暑い!! なんならばベトナムより暑さを感じる猛暑です!!
飛行機から降りて小さい空港だからですね...その暑い中を歩いて空港内へと向かいました。
無事に、入国審査を終えて荷物を受け取り空港の外へ...。外ではホテルへ送迎してくれる方が待っていてくれて、その方がホテルへと送ってくれました。”送迎はタクシーで...” と聞いていたので、てっきりベトナムの時のようにエアコンの効いた車かと思ったら...自然のエアコンのトゥクトゥクでした(笑)そのトゥクトゥクも、まるで馬車の後ろの荷台にバイクで運転をするバイク馬車⁈(笑)のような乗り物でした。タクシーひとつも同じ呼び名でも実物は全く違い、これも、その国によっての違いですね...。目にした時、思わず笑ってしまいました(笑)
また、ドライバーさんもとっても笑顔が素敵で気持ちも大らかな方で、なんだかトゥクトゥクでガッカリ...と言うよりも楽しく感じて、乗り心地も案外これが良くて自然クーラー(笑) 風を切って走るその風も気持ちが良かったです。乾いた赤土が続く道を走り、ここがカンボジアなんだなぁ...と思わせる風景の中トゥクトゥクで走る事、約30~40分、滞在ホテルに到着!!
自然が豊かで、のんびりと過ごせそうな素敵なホテル。ホテルのスタッフの方々が気持ちよく出迎えてくれてウェルカムドリンクならぬフルーツをもてなしてくれました。フルーツが豊富な国ならではの”おもてなし”ですね。また、そのフルーツもとっても甘くて美味しい!!
チェックインを済ませ、お部屋へと案内されてやっと一息...。大きなベットと、お部屋も広く天井には空調のファンがまわり快適なお部屋。外は、案の定...猛暑です。13時~15時は暑さもピークを迎えてます。やっぱり暑い国はどこも同じですね。しばらく、お部屋でひと休み...。
出かけるのは夕方にすることにしました。私が滞在したホテルの近くには有名なマーケットやパブ・ストリート。もちろん!! 外せない世界遺産アンコール・ワット!! 見どころは、たくさん!! 先ずは、有名なマーケット ”オールド・マーケット” へ行ってみることに。
ホテルのスタッフに行き方を聞いてみたら徒歩で20分少々で行けるそう...方向音痴の私の為に丁寧に道順を教えてくれて更に分かりやすい一本道の方を教えてくれてスタッフの優しさに感動と感謝の気持ちで、”これなら私でもスムーズに行ける!!” と信じて徒歩で向かうことに。歩いているとココでもです...。”トゥクトゥクに乗らないか...?” ”案内するよ!!” と声をかけられる。なんならば、外見が中国人と間違われる日本人。中国語で話しかけてきて反応がなければ英語。それでも反応しなければ、カタコトの日本語でも...トゥクトゥクのドライバーさん達は必至です。私は、教えてもらったから徒歩で行ける!! を信じてシェムリアップ・リバーの川沿いを歩いていくと...見えてきました!! マーケットの街並みが!! ”ほら~歩いて行けるじゃん!!” と思いながら着いたと同時にテンションも急上昇!!
目移りするたくさんのお店が並び多くの観光客で賑やか。かわいい雑貨や天然ハーブを使ったマッサージオイルやコスメ、仏教徒の国ならでは仏具や神様のブロンズまで...もちろん手軽に食べれる屋台も多く本当に見るだけでも楽しい!! ベトナムとはまた違った感じのマーケット。ただ...売り込む勢いは変わらないのね(笑) 賑やかです。そしてマーケットといえば...交渉して値引きしてもらうことです。 今回私も初めて値引き交渉にチャレンジ!! 先ずは値段を聞いて値引きできるか聞いてみた...。こちらが提案する金額を伝えるとやはり大きくは値引いてくれない...何度か交渉し、それじゃぁ他のお店に行くよ...とお店を出ようとすると引き留められ、提案した値段で購入!! (ガネーシャのブロンズとノートを安値で購入しました!!) 気付くともうすっかり夕暮れ。ライトアップされマーケットの街も一気に雰囲気が変わりナイトマーケットもあちこちで出店し始める。多くのパブが並ぶストリートも賑やかで、お酒を飲みながら昼間とはまた違った楽しみ方がありそうです。
翌日、朝4時に起きて出かける準備。朝日が昇る世界遺産アンコール・ワットを見るために...
外は、まだ夜明け前。真っ暗な中、トゥクトゥクで向かいました。夜風と日が昇る前とあって少し寒いくらいでした。先ずは、チケットを購入するためにチケット売り場へ。 すると...
すごい人!! 早朝でもあり、そんなにいないだろう...と思いきや全然!! みんな朝早く起きて朝日が昇る瞬間を見たいんでしょうね。チケットを購入する前に写真が撮られ、その写真が載ったチケットを渡される。アンコール・ワット入口まで遠いので、またトゥクトゥクに乗りそこへと向かう。ドライバーさんが入口付近に到着すると ”ここからは、一人で見てきなっ。まっすぐ歩いていくと大きな池がある。そこからもアンコール・ワットが見えるよ!! もちろん中にも入れるから、僕は、ここで待っているからゆっくり見てきな。素晴らしいよ!!” と言ってくれた。私は、まだ夜が明けず暗く周りが見えない暗闇を少し不安な中、ドライバーさんが教えてくれた大きな池まで歩いて向かった。すると、もう既に人だかり...みんな朝日が昇るのを待ちわびている。私もここで朝日が昇るのを待つことに...。少しずつ日が昇り始め、辺りも明るくなり始めると共に暗くて見えなかったアンコールワットの姿が見え始め何とも言えない神秘的な瞬間。この日は、少し曇っていたようで...ガイドブックや写真のような美しさではなかったが...それでも素晴らしい瞬間を目にし感動と太陽の暖かさ、眩しさ、自然のエネルギーを全身で感じた気がします。見る見るうちに日が昇り神々しく朝日が照らすアンコール・ワットの中へ...。中に入ると、また素晴らしい彫刻と歴史を感じる回廊。ちょうど僧侶とも出会い貴重な瞬間。じっくり見ていると急に周囲の観光客が走り出した。どこかへ向かっているようだ。
私も何かと思いそこへ向かうと長蛇の列!! 最上階の三回廊に登る為に並んでいる。
アンコール・ワット内は、とっても広く一回廊・二回廊・三回廊とある。そしてカンボジアでは毎月、仏教の日がある。この日は最上階の三回廊は登れないらしく事前に仏教の日を調べておいて良かったぁ...ちょうど翌日が仏教の日だったので、せっかくの機会なので私も列に並び登ってみることに。待つこと数分...急な階段を上り最上階へ。最上階の眺めは素晴らしかったです。上から眺める風景は、また違って見えて日差しが差し込み壁画が神秘的に映し出されて太陽が近く感じて眩しかったです。アンコール・ワットがあるシェムリアップは建物を建てる際にはアンコール・ワットより高い建物を建ててはいけないそうです。でも、これだけの偉大な建物より大きな物を建てるのはそうそうないでしょう...。十分にアンコール・ワットを堪能しドライバーさんが待つ場所へと戻りました。随分と長く待たせてしまったにも関わらず...
ドライバーさんは笑顔で手を振って私を呼んでくれました。”もぉ~なんて心が大らかなんでしょうね...” いくら仕事とはいえども、こんなに待たせたら普通はイライラです...。
そして、ドライバーさんが次のおすすめの遺跡へと連れて行ってくれたのが 第2の遺跡!!
”アンコール・トム” です。巨大な顔の四面仏がまた迫力があり圧倒される大きさ。そして、その仏の微笑みがとても穏やかで、まるで瞑想を終えた後の静けさや穏やかさを取り戻したかのような微笑みで、こちらまでも穏やかな気持ちになってしまいます。
他にも、巨大樹がいくつもあり樹齢が何百年も経つ大木が遺跡を潰すかのような自然のチカラを感じる”タ・プローム” や赤土色のピンクの遺跡ともいわれる美しい壁画レリーフや今は、立ち入り禁止で遠目でしか見れない東洋のモナ・リザがある”バンテアイ・スレイ”などなど...見どころが多く広いです。とても1日ですべて見尽くすのは大変です。むしろ見きれません...
暑さも厳しくなり始め、もう少し見たいなぁ...と思いつつも体力の限界です...(笑)ホテルへと戻ることにしました。これは万全な体力と足腰が丈夫なうちに行くべき場所です(笑)
カンボジア・シェムリアップ滞在3日目。また、早朝4時起きで出かける準備。もう早起きも慣れてきました(笑) 朝日と共に屋外ヨガの体験プラス新鮮なハーブを使ったハーブボールのマッサージを体験に日本人の方がオーナーの施設へと向かいました。まだ、ちゃんと鋪装されていない道をガタガタと、まるでアトラクションかのようにトゥクトゥクを走らせ、ようやく施設に到着。きっと大勢の方々が体験しに来ているんだろうなぁ...と思ったら私ともう一人の女性の方の二人!! ほぼプライベートの贅沢さ!! そして、ご一緒にご参加された方も日本の方で更に同じ”長野県民!!” まさか!!こんな異国で長野県民の方とお会いするなんて!! なんて偶然!!
お話を伺うと、この国が気に入りもう何度もカンボジアへ足を運んでいるそう...今回で7度目だそうです。この旅をして日本の方とお会いすることがほぼなく、あまりにもの衝撃で偶然のこの出会いと感動でビックリです!! そのうちヨガの先生もみえて、みんなでトゥクトゥクに乗り込みヨガの場所へと...蓮畑へ向かいました。周りは全面、蓮畑。早朝もあって空気も澄んで周りの静けさにより鳥の鳴き声がより自然を感じる中でのヨガはとても気持ちが良く少しずつ朝日が昇り始めていく瞬間と太陽の光のエネルギーを全身で感じた瞬間でした。
先生はもちろん英語でのインストラクションでしたので、初めて英語の流れの中でのヨガは、新鮮でした。でも不思議ですね...ヨガの時間の凄さ!!英語だから不安もありましたが...呼吸を聞き体を動かしていくと自然と自分の流れが生まれ体に向ける集中していく時間へと変わっていきました。ISHTAヨガにはない斬新な動きもありそれがまた新鮮に感じて、どんな場所でも瞬間でもヨガの時間は自分の体と心の学びの時間がヨガなんですな。
スヴァディヤーヤ=セルフスタディー=自分を知る大切な時間ですね。ヨガを思う存分堪能しまたトゥクトゥクで施設へと戻りました。先生とは、ここでお別れ...ご一緒にヨガを参加された方ともここでお別れ...出会いがあれば別れもあります。ヨガを通じて出会い、貴重な時間を一緒に共有できたことに感謝。私はヨガの後、トリートメントもお願いしていたので、その後簡単な診断を受け3種類の香りのアロマオイルから1種類を選びトリートメント施設へ。
自然のハーブを使用しているので、どれも本当に優しい良い香り。スリランカの施設で体験したトリートメントとはまた違いカンボジアではハーブボールと言ってハーブを布で包んだものを温めてマッサージをする。もちろんアロマオイルを使用したアーユルヴェーダ式トリートメントも。ハーブは、カンボジアでしか採れないカフィアライムや体を芯から温めるジンジャーやレモングラスなど数種類のハーブを使用して全身マッサージ。自分の体のたまっていた疲れやコリがほぐされて体の軽さとヘッドマッサージを終えた後は頭がスッキリ!! その日の夜は、よく眠れました。ハーブの優しい香りとハーブボールの温かさ、気持ちの良いマッサージの圧とで極上の三拍子が揃い本当に贅沢な時間でした。
カンボジア・シェムリアップは、ここの施設だけでなく自然のハーブを使用したマッサージが体験できる施設やお店がたくさんあります。カンボジアへ何度も訪れたくなる理由の一つかもしれませんね。のんびりと施設で時間を過ごし帰り際、蓮の花びらを織り込み作った蓮の花束を頂きました。カンボジアに来て迎え入れてくれる場所で様々な ”おもてなし” をして下さっている気がします...。嬉しい心遣いですね!!
滞在して4日目。最終日。夜の19時にはカンボジアを離れます。あっという間の滞在でした。
夜のフライトなので十分時間もあり、最後のカンボジア・シェムリアップの街を楽しみ空港へと向かいました。滞在中、お世話になったホテルのスタッフの方々が道まで出て最後まで手を振って見送って下さり人の心の温かさを感じました。今回もまた、ここには収まり切れない程の出来事と少しのハプニングがありつつも...いろんな事を経験した旅でした。海外だからこそ不慣れな場所だからこそ、普段感じない日本の良さや日本にはない海外の良さ、人種は違っていても言葉が違っていても関係なく人の心の温かさや気遣い、それに対しての有り難さ...。
大切なことを改めて感じた、気付かされた旅でした。
カンボジア・シェムリアップ、直行便がなく経由が必要な国です。帰りはベトナム経由で夜中に空港に着き、翌日の朝方出発のフライトで日本へ...空港で8時間待ちでした...(笑)カンボジアへ行くには大変です...でも、また訪れたくなる国の一つになりました!!
随分と長くなってしまいました...(笑)ブログというより旅の記録?日記?旅本になってしまうほどの長々とした私の文章の長さに、最後までお付き合い下さりありがとうございます。
長期、クラスをお休みさせていただき、皆様にはご迷惑をお掛け致しまして申し訳ございませんでした...この素晴らしい時間を過ごさせていただけたのも皆様のご理解とご協力のお陰です。ありがとうございます。この経験が、今度はヨガへと繋げていけるよう邁進して参ります。今後ともYoga Class Surya を宜しくお願い致します...。
Shanti Shanti Shanti